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2020.10.07 |ブログ

「体操を通じて学んだこと」

みなさんこんにちは。
前回は、竹内先生が「気持ちの重要性」について書いていただきました。
今回は、松浦先生に「体操を通じて学んだこと」をお話して頂きます。竹内先生も松浦先生もレジックスポーツの選手コースで10年以上競技生活を送り進学して勉強し、レジックスポーツのコーチになりました。

色々な経験を元に今後は、次世代の子供達に伝えていきたいと思い、日々勉強しながら指導しています。
とてもいい事が書いてありますので、是非参考にしてください。

 

 

 

 

レジックスポーツで指導をしています松浦です。
私は4歳から18歳までの14年間、このレジックスポーツに通っていました。
そんな私の経験から“私が体操を通じて学んだこと”についてお話していきたいと思います。

目次

挨拶について

皆さんはスポーツをしている人は、挨拶が丁寧という印象がありませんか?
私がレジックスポーツで選手コースに編入し、1番に教わった事は、体育館についたら、まず先生方全員に挨拶をするという事です。
その中でも挨拶する時に荷物を下ろすことや後ろからではなく正面から挨拶することを教わりました。
これを見て、出来て当たり前と感じる方が多いかもしれませんが実際には簡単に出来る事ではないと思います。

コミュニケーション力について

先生から教わった中で、とても印象的な言葉は”ほうれんそう”です。ほうれんそうとは、報告・連絡・相談の事を言います。
この言葉は社会に出てからも、よく耳にする言葉だと思います。
体操をしていく中で、技の補助や演技のチェックなど、先生方に自分から発言し、コミュニケーションをとる事が必要となります。
その他にも痛いところがある場合や、技についての質問、練習の中での悩みなど、色々な場面で”ほうれんそう”が活きてきます。
コミュニケーションをとることにより、先生方との信頼も深まり、より質の高い練習を行う事が出来るのです。

集団行動について

体操競技は個人競技です。ですが一人で練習している訳ではありません。レジックスポーツというクラブに所属している内の一人の選手です。例えば練習中、自分の好きなように練習をしていれば良いなんてことは絶対にやってはいけない事です。
当然うまくいかない日もありますが、自分の行動により周りにどの様な影響が出るかを考えなければなりません。
もちろん感情的になり、態度に出てしまってから後悔する事もあります。
簡単な事ではありませんが、失敗をする事で次は同じ事を繰り返さないよう、自分で反省をし1歩の成長へと繋がるのです。

考えて行動する力

体操を引退して3年程レジックスポーツから離れる時期がありましたが、考えて行動しなければならないという場面が多くあり、レジックスポーツで長く体操を続けてきて良かったと強く感じました。
日々の練習はもちろん、合宿や試合などの遠征、その時々で周りを見て自分で考えて行動しなければなりません。
体育館での練習の他に、合宿や試合などの遠征にも沢山行かせていただき多くの経験をする事で、どういった状況でどの様に行動しなければならないのか。何をすべきなのか。を考え、直ぐに行動に移すということを学びました。
考えて行動する力というのは体操の中だけでなく、学校生活の中での授業や現場実習などにも活かされ、周囲の状況を見て、今はこうするべきだなど、人より率先して動く事も出来たように思います。

家族の力

体操は長く続けられたのは家族のおかげです。
送迎はもちろん、試合の応援など沢山の時間を費やして頂きました。
私が体操を辞めたいと言った時は向き合って話を聞いてくれました。
今思えば、本当に体操が嫌いだった訳ではありません。怖い技があって、ただ逃げようとしていただけでした。
ただ話を聞いてくれただけと思う方もいるかもしれませんが、その小さな事が、私の中で大きな心の支えとなり逃げずに挑戦する事が出来たと思います。
1つの事を長く継続するということは、とても難しい事です。
人間は誰しも、楽しい事に夢中になり、辛いことからは逃げたくなります。
スポーツを長く続けるということは、新しい技が成功したときや大会でいい成績が残せた時の喜びがある反面、怪我をしてしまって練習が出来ない時期や身体が思うように動かず試合でも成績が残せないなど辛い時期も必ずあります。
ですが、そんな時に逃げ道に進めるのではなく、話を聞いて背中を押してくれる家族が傍にいるからこそ、その大きな壁を乗り越える事が出来るのです。

まとめ

以上、私の経験から5つの事をお話させていただきました。
私が一緒に体操をやってきた仲間とよく話すのが、体操競技は遊びで出来ないからこその魅力があるよねと話します。
新しい技に挑戦するということは、簡単な事ではなく、怖さもある中で沢山練習をしていかなければなりませんが、新しい技が成功した時、この瞬間の嬉しさは体操以外で感じた事がないと言い切れるほど、大きなものです。
私にとってレジックスポーツは体操だけでなく、人としてもとても成長出来た場所です。
小さい頃から学んできたことが、社会人になった今、レジックスポーツでこんな事を経験したから今こうやって行動する事が出来るのだと言える事が多くあります。

私がレジックスポーツで体操をしてきて良かったと感じたことを、今度は皆さんにお伝え出来るよう日々努力して参ります。

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