しばらく、ブログ更新ができませんでした。
コロナ感染者数は減少傾向にありますが、まだまだ緊急事態宣言が解除されず、気持ちもモヤモヤしたまま、工夫した生活を送っていることと思います。
そして、2021年に入ってはや2月。新学期に向けた準備を進めなければいけない時期になりました。
お子さんに「何をやらせたらいいんだろう?」「何が好きなんだろう?」子育てに正解は無く本当に難しい“教育”だと思います。
そこで、子どもの発達をもとにお子さんにやらせてみたいことを考えてみてはいかがでしょうか?今回は、子供の発達やスポーツとの関係をご紹介いたします。少しでもご参考になればと思います。
目次
- ○ ≪幼児期・乳児期の発達について≫
- ・・1歳6ヶ月〜3歳頃
- ・・3歳〜5歳頃
- ・・ 運動機能の発達
- ・・幼児期・乳児期における運動の意義とは何か?
- ○ ≪少年期の発達について≫
- ・・ ゴールデンエイジとは
- ・・ ゴールデンエイジ後半
- ○ ≪まとめ≫
≪幼児期・乳児期の発達について≫
子どもの発達は、幼児期・乳児期の運動が体力向上の基礎を養うための一番大切な時期とも言われています。
そこでは幼児期・乳児期にどのような心身発達があるかを簡単にですが、ご紹介いたします。
・1歳6ヶ月〜3歳頃
まず1歳6ヶ月〜3歳頃は、自律性が育まれます。
言葉を話したり、歩いたり走ったり、また何かに拒否をするようになったり。これまで親や周りの人にやってもらっていたことが、一人で出来るようになっていく時期です。この時期に子どもに何もさせず、親が全てしていると、子どもの自律性は育ちません。必要以上に叱りつけると余計に子どもは萎縮したり、新しいことに挑戦しようという気持ちが弱くなってしまう可能性もあります。
・3歳〜5歳頃
3歳〜5歳頃になると、自発性が育まれます。
この時期は、幼稚園・保育園に行くお子さんが増え、親元以外で過ごす時間が多くなります。また、身体の成長も著しく発達する年齢です。
この頃は、自発的に何か行動を起こすようになったり、友達に話しかけたりするようになります。間違った方向に行かないように見守らなければいけない時期です。また、この自発性を養うためには、親や周囲の人の反応です。反応が薄かったり、無視をしたりすると、子どもは罪悪感を抱くようになり、自発をやめてしまう可能性があります。
・ 運動機能の発達
では、この時期の運動機能はどうでしょう?
運動機能は、特に神経機能が著しく発達する時期です。そのため、リズムに合わせて動いたり、力の加減の調節ができたり危険回避の基礎となる運動をコントロールする能力が養われる時期でもあります。そのため、乳児期・幼児期に養われた運動調整能力が幼児期以降の運動発達の基盤を形成していきます。そのため、この時期の運動はとても大切なことなのです。
・幼児期・乳児期における運動の意義とは何か?
幼児は心身全体を働かせて様々な活動を行うので、心身の様々な側面の発達にとって必要な経験が相互に関連し合い積み重ねられていく。このため、幼児期において、遊びを中心とする身体活動を十分に行うことは、多様な動きを身につけるだけでなく、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたって健康を維持したり、何事にも積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基盤づくりとなることから、体力・運動能力の向上や健康的な体の育成などの効果が期待できます。
運動は体力づくりだけの目的ではありません。運動を通じて、意欲的な心の育成・社会適応能力の向上・認知的能力の向上など、心身発達のすべての機能を養う基礎でもあります。この運動を通じて成功体験をすることで自信を持つことができたり、失敗を経験することで次のステップへの課題が判明したり、身を以て学習能力を養うことによって心身全身で経験をし、人間形成がされていくのです。
≪少年期の発達について≫
乳児期・幼少期に養ってきた運動発達は、少年期で少しずつ個人差が出てきますが、骨や筋肉、呼吸器や循環器などの発達はこの少年期後半から急激に成長します。ゴールデンエイジの時期に差し掛かるからです。
・ ゴールデンエイジとは
個人差もありますが、7歳頃〜15歳頃までの時期で全てにおいて身体機能が著しく発達する時期になります。
この時に特定の運動に取り組むことで、運動機能や身体機能、神経機能の発達とともに、スキルも向上できる時期です。
特にお子さんが興味を持っているもの、「楽しい」と言っているもに焦点を当ててお子さんの能力を伸ばしてあげるのも成長過程の一つの手段だと思います。
また、色々な経験・体験も必要な時期でもあります。体操でしたら、体操を通じて色々な経験・体験をする。体操に関わる別のものをやってみる。「実際にやってみる」「挑戦してみる」という気持ちがお子さんの成長をサポートする手段でもあります。
昔に比べると、外で遊ぶ時間が減少している今、お子さんたちにとってこの、習い事は、成長にとってとても重要なものとなっているのです。
・ ゴールデンエイジ後半
ゴールデンエイジ後半になっていくと、体がしっかりしてくる時期でもあり、心身発達も終盤に差し掛かっている時期で、自分の意思がはっきりする年齢になります。この時期は、骨格や筋力が特に著しく発達し、スピードやパワーが備わってきます。
ただこの時期は、気持ちも養っているため、お子さん自身が自分で「もうダメだ」「できない」と諦めたり、制御したりしてしまう時期でもあります。努力・運動機能の成長は無限ですが、こう言った気持ちによって、脳に制御指令をしてしまう現象が起きる時期でもありますので、メンタルケアが必要です。
≪まとめ≫
みなさん、いかがでしたか?
少しは、ご参考になりましたでしょうか?
これらの時期を通して、やはり全身運動ができる「体操」は色々な面でメリットが多いスポーツです。また、全スポーツの基礎となるスポーツでもあります。
「一度やってみよう」というところからスタートしてみませんか?体験することによって様々な変化が生まれてきます。
頭の中で考えて結論を出すのではなく、まずは体験をしてみてお子さんの成長を感じてみませんか?そして判断し次に進む。ということをこの時期にやってみてはいかがでしょうか?
新学期まであと1ヶ月半。年度末の色々と忙しい時期の上にまだまだ続くコロナ対策。しなければならない中、できない事がたくさんありますが、これらを参考に、新学期に向けて新しいことに挑戦してみませんか?