こんにちは。
コロナウィルスが流行してから1年が経ちました。
現在もコロナウィルスはなかなか収まらず、まん延防止対策や緊急事態宣言が発令され、マスク生活・外食が気軽にできない状況で日常生活でもストレスや不安・不満などが溜まっており、一刻も早くコロナウィルスが収まってマスク無し生活、他県への旅行や帰省をしたい気持ちは皆さん同じだと思います。
今回は、コロナウィルスにより私たちの変化、主にコロナ禍でのスポーツ観戦、スポーツアスリートのメンタル面についてお話ししたいと思います。
目次
1年前と現在のスポーツ観戦の変化
スポーツ観戦といえば、観客席に沢山の人がいて野球観戦などでは大きい声で掛け声をしたり応援歌を歌ったり、お酒を飲みながら観戦していました。
直接会場に行けない人は居酒屋やバーなどに集まって応援していた姿をテレビでよく見かけていたと思います。
しかし、コロナウィルスが流行してから多くの試合が中止となりました。徐々に緩和し、試合を行えるようになりましたが、人数制限や人との距離を2メートル以上あける・声を出しての応援や喜び合ってハグをする事を禁止というように制限があり、思うように観戦できなくなってしまいました。
観戦者が辛いのと同じように競技者もつらいと思います。応援は力になり、頑張ろうと思えたり緊張が和らいだりします。けれど、静かな会場で多くの人の視線を感じながら演技をする、試合をする事は緊張やプレッシャーがいつも以上に感じ、思うように試合が出来ない、集中できない選手もいると思います。しかし、観戦者も競技者も我慢しなければ試合が開催できない状況にあるため、今の状況を受け入れなければいけないのは、難しいところです。
スポーツアスリートのメンタル面
新型コロナウィルスの影響で、東京2020大会が1年延期になりました。
何年もかけてここまで準備をし、残り4か月っというところまで来ていたので気持ちの整理はすぐにつかなかったと思います。
「この1年でさらに成長できるチャンス」と捉えられる選手は少ないと思います。
なぜなら、ほとんどの選手がオリンピックに合わせてコンデションを整えてきたと思うからです。
中には東京オリンピックで引退を考えていたベテラン選手もいて、1年後では長すぎて延期の発表後に引退をしてしまった選手もいました。
今、オリンピック開催予定の約2カ月前に来ていますが感染者数がなかなか減少し続けていないこの状況でまた延期になってしまうのではないか。延期になったら1年頑張った意味がなくなってしまう。まだ、開催するという確信が持てない中、日々練習をしているトップアスリートの選手は身体も心のしんどいと思います。
また、トップアスリートだからというプライドで弱音を吐けない選手もいると思います。
なので指導者が選手に寄り添い、選手の立場に立って話を聞いてあげることが必要だと思います。
例えば、頑張っているのに頑張れと言われたら、辛い思いして頑張っているのに、まだ頑張らないといけないの?を捉えてしまうときがあります。ですので選手の立場に立って言葉選びに気を付けながら寄り添ってあげなければいけません。
コロナウィルスにより私たちの成長・変化
コロナウィルス流行前と、現在では日常生活に大きく変化がありました。マスクの着用、こまめに手洗いうがい・消毒をする。今までは主に、風邪をひいたらマスクをする。家に帰ったら手洗いうがい。でしたが、今ではマスクをしていないと非常識と言われ、頻繁に手洗いうがい・消毒をしなければいけない状況にあります。
そのため、今では幼児でも一人で上手に手洗いができるようになってきています。幼児はマスクを付けるのを嫌がる子が多い気がしますが、今ではほどんどの子がマスクを付けています。今後コロナウィルスが終息してからも手洗いうがいや消毒を続けていけば、風邪や他の感染症にかかるリスクが少なくなると思います。
スポーツでは声を出しての応援は禁止されているため、声援代わりに拍手をしたり声を出さずに工夫して応援する姿が見られます。
このように、代わりになることを考えて実行する力が大人にだけでなく、子供にも身についています。考え、共有し実行する。今まで通りの変わらない日常では考えられなかったこともコロナウィルスを通じて、考える事が出来たことを成長だと思い、このコロナウィルスはマイナスなことばかりではないと思いたいです。
まとめ
コロナウィルスで日に日に変わっていく日常に戸惑いを隠せませんが、一人一人が感染しない為にはどうすれば良いのかを考え、行動していくことが一番大切だと思います。
一人一人が意識してやることは難しいことですが、まずは自分自身が、そして家族・友人に共有し、コロナウィルスを甘く見ている人、軽い考えの人が少しでも減ってほしいです。
私たち指導者もお子さんの安全第一に、そして体を動かし、体力や免疫力をつけてお子さんたちに強い体になってもらいたいため、感染症対策の徹底を行い指導してまいります。
最後になりましたが、コロナウィルスは決して良いものではありません。しかしマイナスばかりではなく、コロナウィルスの流行を経験したからこそ思いついた考えや身についたものがあると思うと少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
コロナウィルスに負けない身体・心を持ちましょう!!
レジックスポーツコーチ
須藤ルイ