ブログ

2022.06.11 |ブログ

本当に寝る子は育つのか!?子供と睡眠の関係性について!

こんにちは。

レジックスポーツ広報部の加藤です。

今回はなぜ睡眠を取ることが成長に繋がるのか、睡眠不足による悪影響、年代別理想の睡眠時間等、子供と睡眠の関係についてまとめてみました。

お子様の睡眠時間の参考にしていただければと思います!

なぜ子供にとって睡眠が大切なのでしょうか?

目次

睡眠が大切な理由

子どもの発育において、無視できないのが『成長ホルモン』です。
成長ホルモンは、小児期には骨や筋肉を発達させ、思春期には性的な成熟を促し代謝機能にもかかわることから、成人期以降は細胞の修復や疲労回復といった役目を担います。このホルモンは、生後3ヶ月から分泌されることが確認されており、幼児期では4~5歳で最も多く分泌されます。
また、日常生活では睡眠中が多く分泌される瞬間となります。
人の睡眠は、身体も脳も休眠状態の『ノンレム睡眠』と、身体は眠っていても脳は起きている『レム睡眠』の繰り返しから構成され、成長ホルモンの分泌量は、何時に就寝したとしても寝付いてから約1〜2時間の間で最も多く分泌されます。だからと言って、何時に寝ても良いということにはなりません。
規則的な睡眠を取ることで、自律神経などの脳神経細胞の働きを正常に保つことができるからです。
では、規則的な睡眠ができないことで、日常生活にどのような影響を与えるのか、次のパートでまとめていきます。

睡眠不足による悪影響

乳幼児

就寝時間が午後10時半を超える乳幼児は、日中の情緒不安や日中の活動量の低下、朝食を食べないという傾向があります。これらは早寝に切り替えることで改善されることがわかっています。
また、夜9時までに就寝することや就寝時刻を早めるために、夕食を午後7時までに食べることも推奨されています。

児童・生徒

成長期の児童生徒が不規則な生活や睡眠不足となると、日常生活では、
・情緒が不安定になる
・キレやすくなる
・我慢できない
・不登校傾向がある
・自己中心的な傾向が見られる
・指示待ち傾向が見られる
・平均的な発達よりも幼稚である
・低体温化する
・体力低下が見られる
・姿勢が悪い
・すぐに骨折する
・肥満傾向になる
・視力が低下する
・アレルギー傾向がある など、様々な問題が起こりやすくなります。

さらに、学力面でも、睡眠時間を延ばすことで平均点が上がるという結果もあるそうです。
それぞれの年代において、理想の睡眠時間とはどのくらいなのでしょうか?

理想の睡眠時間

2015年1月に米国睡眠学会や米国睡眠財団が公開した、世代ごとに必要とされる睡眠時間は以下の通りとなっています。
0〜3ヶ月:14〜17時間
4〜11ヶ月:12〜15時間
1〜2歳:11〜14時間
3〜5歳:10〜13時間
6〜13歳:9〜11時間
14〜17歳:8〜10時間
18〜64歳:7〜9時間
65歳以上:7〜8時間

理想とされる睡眠時間に満たない場合、自立起床(自然に自分で目覚められること)が困難となり相手に起こされることで朝の気分が悪くなるため、忘れ物が増えるなどの影響もあります。また、心身の疲労感も高まり学校では居眠りの増加、集中力・注意力の低下にも繋がります。
もし夜十分な時間が取れない場合は、お昼寝をするなどで調整すると良いでしょう。
この睡眠時間を参考に、現在の生活リズムを見直し、規則正しい生活リズムを送っていただけたらと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
睡眠時間が短いと、成長ホルモン分泌の妨げや日常生活にかなり悪影響を与えてしまうということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
子どもにとって規則正しい生活を送ることはとても大切なことなのです。
次回は子供が早く寝る秘訣や睡眠の質を高める方法について投稿予定ですので楽しみにお待ちいただけたらと思います!

SHARE
シェアする
[addtoany]